What I Like 【私の好きなこと】
「趣味は何?」
「好きなことは?」
面接なんかでも初歩の初歩でよく聞かれる内容だ。
でも、これに答えることは容易ではない。特に、大人になってからこれらの質問に答えられる人は少ないのかもしれない。
それは凄く悲しいことだ。日本の社会において、一人ひとりが趣味や自由な時間を持てる余裕がないという証拠かもしれない。
確かに、私も学校で勤めている時はそうだったかもしれない。【そんな人間になりたくない】と思ってバンド活動もやってきたし、適度にハメも外していたつもりだが…フリーランスになった今思うのは、【私はやりたいことが溢れている】ということだ。
それは真面目なことからアウトローなことまで、本当に様々。
だから、共存するのはなかなか難しいのだ。
例えば、今日、夕方にinkboxというfaketattooを入れた。2週間しか持たないが、かなりリアルなタトゥーに見えるものだ。もちろん、こんなものを教員時代にやっていたら、即刻校長室に呼ばれていただろう。
それがどんなに自分の中で大切でも、自分を表すことであっても、社会に入るということは、そういうことなのだ。これをやった時点で、上から呼ばれて、ダメなレッテルを貼られて、社会的に終わるのだろう。
日本の社会に5年いたが、その間、私は【自分】を諦めた。その結果、身体も壊した。
自分で言うのもなんだが、別に仕事ができないタイプではないと思う。
だけど…ダメなんだ。自分を表現したら踏み潰されるような社会は。性別で分けられたり、性別でグループ分けされてしまうような社会は。
それぞれの個性ややりたいことを無視して、"一般的"になることを求めたれる。
どうしてなんだろう?
私は、外れていると思う。それは自分で分かってる。でも、それが悪いこととは思わない。だって、この社会に疑問があるのだから。
外れることは凄く勇気のいること。そして、実力もいること。だけど、若者で同じ想いを持つ人がいるなら…いくらでも支えるから、そのままの気持ちを持っていて欲しい。
大多数に流される必要は何もない。
人はそれぞれ違う。
それを理解しているのなら、もっと先に進めるよ。